神戸なのに大自然に囲まれた有馬温泉
古来から名湯として知られる有馬温泉。神戸市にあります。
神戸ですが、港町や大都会のイメージは全くありません。というのも、阪神間の建造物が密集したエリアは六甲山の南側。対して有馬温泉は北側に立地しているからです。
かつては山間部をくぐり抜けるように歩いて、たどり着くのもさぞ大変だったでしょうが、今は交通網の発達で大阪からでも日帰りできる場所です。
写真は神戸電鉄の車両。温泉街のすぐ入口まできています。ワタシが訪れたときも、おそらく車ではないだろうなという若者のグループがちらほら見えました。
観光の起点は太閤橋
有馬温泉駅を下車するとすぐにあるのが太閤橋。有馬川にかかる橋です。
温泉街を楽しむにしても、有馬温泉周辺の自然を楽しむにしても、ここが起点となる場所です。太閤とはもちろん豊臣秀吉。秀吉も愛した温泉なんです。ちなみにもう一つ橋がありまして、ねね橋といいます。
有馬温泉の魅力に取りつかれた豊臣秀吉は、奥さんのねねのためにわざわざ別邸を建てたとか。
太閤橋から見た有馬川です。ねね橋が少しだけ見えます。
紅葉は瑞宝寺公園
有馬温泉は山に囲まれていますので、温泉だけでなくハイキングを楽しむ方も多いのが特徴です。秋の紅葉の季節になるとハイキング客が増えますが、有馬温泉周辺で最も人気なのが瑞宝寺公園です。
太閤橋からは約1km。上り坂です。
最も見頃となる時期は11月上旬から中旬。
太閤橋・ねね橋からは全く反対のルートとなりますが、鼓ヶ滝公園もあります。こちらは健脚な方向け。瑞宝寺公園から癒しの森散策道を通ってロープウェー有馬温泉駅を抜けて行くという気合のいるルートがあります。
桜は駅から近いところにスポット多し
温泉と紅葉の両方を楽しむ場合、ちょっと歩くことになります。
一方桜のスポットは駅の近くに多いです。
おすすめは善福寺。そして太閤橋からみて有馬川下流となるさくらの小径です。
有馬温泉へのアクセス バスが充実してます
有馬温泉は電車だと最終的には神戸電鉄を使うことになります。意外と多いのがバスのルート。これだけあると、いろんな旅程が組めますよね。
・宝塚から(所要時間:約45分)
阪急バス「宝塚」 → 「有馬温泉」
・芦屋から(所要時間:約40分)
阪急バス「阪神芦屋」 → 「有馬温泉」
・三宮から(所要時間:約45分)
阪急バス・神姫バス「三宮駅前」 → 「新神戸駅」 → 「有馬温泉」
・三田から(所要時間:約30分)
神姫バス「三田駅」 → 「有馬温泉(太閤橋)」
・大阪から(所要時間:約60分)
高速バス【有馬エクスプレス号】「大阪駅」 → 「新大阪駅」 → 「有馬温泉」
・新神戸から(所要時間:約45分)
高速バス【有馬エクスプレス号】「新神戸駅」 → 「三宮バスターミナル」 → 「有馬温泉」
・西宮から(所要時間:約50分)
さくらやまなみバス「JR西宮」 → 「有馬温泉」
・夙川から(所要時間:約40分)
さくらやまなみバス「阪急夙川」 → 「有馬温泉」
有馬温泉へ行くのにあまりおすすめできないのが車です。宿泊先に駐車場がある場合は良いのですが、日帰りで駐車場を確保していない状態だとやや怖い。有馬温泉駅前や温泉街はとても道が狭いんです。
少し離れていますが、瑞宝寺公園から紅葉坂を下ったところに大型駐車場があります。