ヒキコモリ漂流記

最初に言っておこう。

「人生のやり直し方」についてはあまり書かれていません。

「こうならないように気をつけてくださいね」的な読み方のほうが役に立ちそうな本です。

神童の話から(しかもサッカーがとても上手)、

⇒名門私立中学入学
⇒ウンコ事件
⇒引きこもり
⇒大検から大学入学
⇒大学を抜け出して上京
⇒芸人としての下積み
⇒ブレイク(ルネッサ~ンス)
⇒引きこもりが親になる

という流れですが、まず文章がとても読みやすく、組み立てが上手だなと思いました。

「読みやすく、面白い本」です。

自分の人生がどのように展開(転落)していったのかを実況解説するような部分に、そのときの感情を織り交ぜているのが効果的なのだと思われます。

上記の流れの中に、山田ルイ53世の「コンプレックス」にはじまり、親のプライバシーまでかなり書いている部分はすごい。

自分のことや家庭崩壊ならまだしも、親父の不倫とかになると…ワタシなんぞは実名でブログを書くことですら抵抗を感じているぐらいですから。所詮芸能界なんてところにワタシが向いているわけがないということを痛感させられました。

「コンプレックス」もその要因に自分の「神童感」から来ているという部分は、自己分析がしっかりとできているように見えます。(そうとは明記されてませんが、文面から感じられる)

やっぱり今でもこの本が「人生のやり直し方」についての指南書としては全く見えない。

引きこもりに限らず、日常生活を鬱々と生きている人にとっては、在る種の「共感」を感じることのできる一冊でしょう。

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